チーム・オブ・ザ・グループステージに本田を選出


フォーメーション:4-4-2

GK

ディエゴ・ベナリオ(スイス)

スイスは大会を去ることになったが、このGKの活躍ぶりは傑出したものだった。喫したゴールは1失点のみ。10人で戦ったチリ戦のものだった。エリア内を統率し、好セーブを連発した。特に初戦スペイン戦の出来は白眉だった。


DF

グレゴリー・ファン・デル・ヴィール(オランダ)

オランダは守備陣の能力に疑問符をつけられてきた。その出来に評価を下すにはまだ時間がいるかもしれないが、ファン・デル・ヴィールはチームに大きく貢献してきた。アヤックスの右サイドバックは惜しみない運動量で働き続け、指揮官を喜ばせている。


ディエゴ・ルガーノ(ウルグアイ)

ウルグアイは大会のダークホースに名乗りを上げた。フォルランスアレスカバーニといった攻撃陣は評価を受けているが、その基盤を支えているのはこのキャプテンと仲間たちである。4バックでこのCBは、堅実な守備を披露している。


ルシオ(ブラジル)

もう一つの堅陣を誇る南米のチームがブラジルだ。その中でもルシオは素晴らしいプレーを見せている。ボールに競り勝ち、効果的なパスを供給。フアンとともに形成するユニット同様、彼個人も称賛を受けるべきだ。


カルロス・サルシド(メキシコ)

サルシドも高く評価されるべき選手だ。クラブレベルでは苦しんでいるレフトバックだが、今大会では活躍している。FWへと好クロスを供給。ウルグアイのフシレ、イングランドのA・コールらに並ぶ活躍ぶりだ。


MF

マイケル・ブラッドリー(アメリカ)

2ゴールを挙げているドノバンの名前が新聞の見出しを飾っているのかもしれないが、効果的で正確なボールの動かし方をしているこのMFもまた高く評価されるべきだ。ミスなどなく堅実なプレーをし、ボール奪取にも優れる。


本田圭佑(日本)

間違いなく、ここまで今大会の注目を引き付けてきた。カメルーン戦では先制点を挙げ、デンマーク戦では公式球「ジャブラニ」でいかにすごいFKが生まれるかということを証明した。ボールをキープし、視野も広く、肉体的な強さを併せ持ち、日本をけん引している。


メスト・エジル(ドイツ)

これまで真のゲームメーカーを欠いていたドイツは、ダイヤモンドの原石を発掘した。オーストラリアとの初戦ではタクトを振るい、ガーナ戦では目の覚めるようなゴールを決めている。


リオネル・メッシ(アルゼンチン)

世界最高の選手は、代表チームでも輝き始めている。前線でチームをけん引し、ギリシャ戦ではキャプテンマークも巻いた。バルセロナでの右ウィングとは違う役回りながら、そのプレーは効果的。ゴールを狙い、相手を引き付けて決定的なパスを送る。あとは得点を挙げるだけだ。


FW

ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)

最前線に立っていた以前から、少し位置を変えた。少し引いた位置から走り込み、スアレスカバーニへとスペースを与える。「10番」的な役割の一環として、南アフリカ戦では2ゴールもマークした。


ダビド・ビジャ(スペイン)

チームと同様に、ビジャもまたスロースターターだった。初戦のスイス戦こそ無得点に終わったが、その後のゲームでは得点を挙げ続けている。今後はマークも厳しくなるだろうが、ポルトガル戦でも脅威となるはずだ。


だそうです。GOAL.comより。