EURO2008 QF-GAME2/3/4

PKクロアチア 1-3 トルコ
G:(C)クラスニッチ(29Ex.)
(T)セミフ・シェンテュルク(30+2Ex.)


グループリーグでも劇的勝利を繰り広げたトルコ、
ベスト4進出が掛かった試合でもまさかの大逆転劇!
トルコは第2GKのリュシュトゥ(2002W杯の活躍が懐かしい)の判断ミスから失点。
しかし直後のワンプレーでセミフ・シェンテュルクが激しいマークの中シュートを放つとまさかのゴールインで同点!
PKではクロアチアを牽引していたモドリッチが1人目で失敗、
流れを引きずる様に3人目のラキッチが失敗。
最後はリュシュトゥが4人目のペトリッチのシュートをセーブして勝利。


クロアチア、なにが可哀想って先制点の直後に選手交代をしようとしたところ、
何故か無視されキックオフ、そのプレーで同点にされてしまいました。
あれ主審気付かなかったのか??

  • オランダ 1(0-0/1-1 Ex 0-0/0-2)3 ロシア

G:(H)ファン・ニステルローイ(86)
(R)パブリュチェンコ(56) トルビンスキー(22Ex.), アルシャフィン(26Ex.)


オランダは動きに鋭さを欠いて破壊的な攻撃力が引き出せない。
所々で惜しいシーンを演出するも、後一歩及ばず。
対するロシアも元々どーなの?と言われていたオランダの守備陣を
切り裂いて決定的シーンを作るが、守護神ファン・デル・サール
ファインセーブを見せ得点を許さない。
前半を0-0で折り返したところでファン・バステンはカイトに代えてファン・ペルシを投入。しかしロシアの鋭いカウンターにアップアップのオランダ、遂に先制点を許す。アルシャフィン(改めてものすげー良い選手だ)のパスを受けたセルゲイ・セマクが左サイドからクロス。
それをパブリュチェンコが飛び込んで左足に当ててゴール!
正直これで試合決まったと思うほどロシアの出来は良かった。
先制されたファン・バステンアフェライを投入。
???ロッベンは???
その10分ほど前にハイティンガを投入したオランダ、これでカードを使い切る。
ロシアの堅守とカウンターの前に手を焼くオランダ、
86分にスナイデルのFKをファン・ニステルローイが体を投げ出してヘッド、
これが決まって同点。このまま後半終了、延長へ。
しかし足が完全に止まってしまったオランダ、ロシアの猛攻を食らう。
何とか延長前半は0-0でやり過ごすが、アルシャフィンを中心とした鋭い攻撃に手も足も出ず。
延長後半22分、アルシャフィンが左サイドからクロス。クロスボールはファン・デル・サールの頭上を越えるとトルビンスキーが押し込んでロシアが逆転!
意気消沈したオランダに4分後、今度は右サイドを突破したアルシャフィンが見事にゴールを突き刺してトドメ。

  • スペイン 0-0 イタリア

PKスペイン 4-2 イタリア


逆境に強いアズーリ、本番に弱い無敵艦隊
正直イタリアは決勝まで残るかと思ってたけどな。
アズーリピルロガットゥーゾを累積警告で出場停止で欠き、
アンブロジーニアクイラーニが先発。
試合を通じてスペインが攻めてイタリアが守るという展開。


PK戦、イタリアは2人目のデロッシカシージャスに阻まれる。
対するスペインも4人目のグイサがブッフォンに阻まれる。
しかし続くイタリアの5人目のディ・ナターレカシージャスがセーブ!
スペイン5人目のセスク・ファブレガスが冷静に決め、
24年ぶりの準決勝進出決定。



他ニュース。

準々決勝のクロアチア戦で太ももを負傷したトルコ代表FWニハト・カフベジが、残り全試合を欠場する。

オランダ代表GKエドゥイン・ファン・デル・サール。今大会限りでの代表引退を表明していた。
128キャップ。ロシア戦はEUROでの歴代最多記録タイ(=テュラムとタイ)となる通算16試合目だった。
一方、オランダ代表監督マルコ・ファン・バステンもこの大会限りでの辞任を表明済み。アヤックスの指揮を執る。