あいつ、良い奴だったよ。

俺は何故か、商店街のおばちゃんに命令され、
突如試合に出る事になった。
マジかよ!


おばちゃん「アンタ、今までどこやった事あるんだい?」
俺「えーと、右サイド全般です」


監督、いいんですか。商店街のおばちゃんの指示で・・・。


しかしこの日の俺は何かが違ったようだ。
右サイドからとんでもない切れ味のクロスをガンガン入れられる。
おー、我ながらどうしちまったんだ?


しかし敵陣の守備も堅く点が奪えない。
得点は1-1らしい。後半ももう残り5分。
自軍の右側からのコーナーキックハイボールに屈強な選手達が競り合い、
そこにビビってたじろいで遠慮がちだった俺の目前にボールが飛んで来た。
体をヒネって頭で流し込むと、ボールはGKの左手をかすめるように
ボールラインを割り、ネットを揺らした。


「逆転だ!!」


チームはその一点を守りきり、見事勝利!!
訳が分からずたたずむ俺の元に、一人のチームメイトがやって来た。


男「お前のおかげで勝てた。礼を言うぜ


まるで漫画のような台詞を恥ずかしげもなく吐く男。
何だコイツ、と思いよくよく顔を見ると・・・










ゲゲェー!!






ひゅ・日向!
日向小次郎








と言う夢を見た。
三十路手前で何つー夢見んだ、俺。


ちなみに日向以外はちゃんとした人っぽくて、
日向はポリゴンでした。
PS2キャプ翼、やったことないんですけど。


多分、金曜日に飲んでたと着に日向の声優さん、
故・鈴置さんの事が会話に出て来たからであろう。
今更ながら惜しい人をなくしたものです。